合格者コメント2007

中村泰子(千葉県立松戸六実高校)

東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 入学

私は芸大に合格できるまで二年かかりました。高校を卒業してから一年間は働いていたので、ふな美に来たばかりの頃はまた絵が描けることをひたすら楽しんでいましたが、段々と「受かる絵」を意識するようになり、いつしか自分で自分の限界を定めてがんじがらめになっていました。120%受かると言われた一次に落ちた時、来年は死んでも合格しようと決めました。自分が今まで経験したことがないくらい、力を出し切って下さい。誰に何を言われても負けないで下さい。くじけたらすぐ立ち直れば良いのです。努力は必ず報われます。頑張って下さい。

前島望(秀明大学八千代高校)

東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 入学/了徳寺大学芸術学部美術学科油絵コース 合格

基礎科二年、現役一年、浪人生活三年と計六年を経て芸大に合格しました。その上で思うのは、忍耐を忘れないことが勝利に繋がるという事です。自覚できたのは三浪終盤に差し掛かってからでしたが、忍耐が身についた時は迷走しない自己が形成されていました。勿論その為には仕事の上で「これでもかッ」と言う程襲い来る絶望感に進んでぶつかって行く必要があります。どんなに普段の授業の結果が駄目でも、決して100パーセントの駄目はありません。自らの意思でこの道へ踏み込んだ事実を誇りに思い、格好悪くてもその事実にこだわり続けた人だけが勝者たり得るのです。例えそれが何年かかったとしても。

大江晃世(千葉県立長生高校)

東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 入学/武蔵野美術大学造形学部油絵学科版画専攻 合格
多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 合格/東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻 合格

「心の自立」、これが今年の私のテーマだった気がする。一年前の私は弱くて、どうすれば受かるのか答えを知りたがったりしていた。でも、それは自分を知ることで解決した。一枚一枚絵をやりきって、何が本当に好きかを探した。たくさんの本を読み、色んな人の世界観を知ってその上で自分を見つめた。そうして地道に前へ進むうちにちょっとずつ大人になれ、心が強くなるのを感じた。そして本番では、毎回フルパワーで思いっきり楽しく描けた!結果はついてきた。心のモヤモヤを聞いて下さった先生方、いつも私を支えてくれた家族、一緒にがんばった友達みんながいてくれたおかげです。心の強さは絵の強さ。大切なことほど自分で決めて下さい。

水谷真弥子(江戸川女子高校/現役)

武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 入学

受験科の1年間は本当にあっという間でした。毎日学校へ行ってその後ふな美に直行という繰り返しでしんどいときもありましたが、学校でグダグダしてふな美でエンジョイ!!♪という日々でした。ふな美は第2の我が家です。受験は体力勝負です。入試の時に体調が悪くなったりもするので、しっかり対策するべきです!私の場合、この1年で3回も風邪をひきました。みなさん健康には充分に気を付けて、頑張って下さい。

牧野香里(静岡県立沼津東高校)

東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻 入学

「絵は精神である」とある人物が言っていた。現役、一浪の時はさまつな事にとらわれ、この言葉の真意を忘れていた。見るというこの本当の意味は、相対的な位置で見る事である。部分は全体であり、全体は部分である。絵の完成とは、関係の絶対性である。試験は、それを見るためのものであり、決して技術を見るためのものではない。私は予備校の評価は低かった。しかし、絵の完成というものが、理論上だけではあるがみえていたため、迷うことはなかった。観念にとらわれず、物事の本当の意味、存在をさぐることを忘れずに、些細な事に努力することを惜しまないでほしい。<

谷野美穂(兵庫県立明石高校)

東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻 入学

秋に「とりあえず大学に落ちない絵を描いて」と先生に言われた時、私はかなりの衝撃を受けました。思い起こせば現役のころから、私は「もっとうまくなりたい」という思いのみを抱え、デッサンや着彩は自分の描きたい絵を描くための力を手に入れる手段であって、その先に大学合格の四文字は見受けられなかったのです。そういえばそうだった!!と気付いたその時から私はまた少し伸び始めました。大学を意識することはつまり人に見られることを意識すること。それまでひとりよがりに自分が描きたい所だけを見ていた私は、他人にこう見せたい、こう見てほしいと願うことで成長の糸口を見つけました。

伊藤香枝(千葉県立国府台高校/現役)

武蔵野美術大学造形学部日本画学科 入学

受験期は、とにかく学科の勉強に苦労したように思います。私は高校のテスト勉強でいっぱいいっぱいで受験勉強を始めるのが遅かったので、受験直前はかなり必死でした。また、冬頃は暇さえあれば参考作品やいろいろな大学の合格作品を見たり、美術館に行ったりしていました。それらのおかげで、乏しかった発想力が少し広がったのだと思います。勉強には苦しみましたが、参作を眺めたりふな美での構成を考えたりするのは本当に楽しかったので、これから受験する皆さんも楽しい受験期を送って下さい。

岩井愛(千葉県立幕張総合高校)

東京芸術大学美術学部デザイン科 入学/武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン科 合格
多摩美術大学美術学部環境デザイン科 合格

私はふな美で学んでいる間、作品を提出したことは数えるほどしかありません。2浪になっても出す作品は、中の上あたりをうろうろ。芸大に入る為には毎回提出になるような絵が描けなきゃだめだと思っていたし、それができなくていつもすごく悔しい思いをしました。提出するような作品が描けなくても、いい評価が出なくても、私が大切にしていたことは逃げないこと。息抜きはした方がいいけれど、自分の作品には背を向けない。今描いている作品がどんなに嫌でも、投げ出さない。地味なことかもしれないけれど、すごく難しい。投げ出さずに積み上げていったものは、必ず報われると思います。

小笹睦美(千葉市立千葉高校)

東京芸術大学美術学部デザイン科 入学

参作をたくさん残した、コンクールでも結果を出した。しかし、試験当日になると不安でしかたなく空回りした。そして・・・落ちた。あれから一年。 大事な事。自分の欠点。数は少なくてもひとつひとつ確かめるように制作してきた。もうあとは受けるだけだ。しかしやっぱり前日になるとこわくて仕方がなく、早く帰ればいいのに意味もなくアトリエを歩き回った。そんな時、講師に「そのまんま、テンパッたまま行ってこい!」と言われ、何かがふっきれた。もうしょうがない、明日は楽しもう!と思った。変なプライドや気負いは消えていた。これはあくまで私の物語だ。みんなそれぞれ受かり方がある事を知った。

寺嶋孝佳(東京学館総合技術高校)

東京芸術大学美術学部工芸科 入学

一浪まではただがむしゃらに制作をしていた。1枚1枚ひたすら描き込み、それで受かると思っていた。だが2浪になって、自分の作品を冷静に、客観的に観る大切さを知った。ただ描くだけでなく、いかに自分が思った事、感じた事を伝えるか、どうやったら伝わるかなどいろいろ試行錯誤した。たくさん悩んだし、辛かった。でも客観的な立場で作品と向かい合い、こう伝えたいという想いがリンクしてきた時、自分の作品に自信が持てたし、受かると思った。でも1浪のがむしゃらにやっていた事は無駄ではなかったと思う。その段階があったからこそレベルアップできたし、良い土台造りになったと思う。

小川隆一(市川高校)

東京芸術大学美術学部工芸科 入学

入試では限られた時間の中で作品を完成させなければ行けないのですが、私は上手に作るというよりかは、より魅力的に作ろうと思っていました。そのために夜特を活用しながら自分の限界を上げていき、そこで学んだことを昼にどれだけできるのか、また、昼にできなかったことを夜やってみる、ということを日々繰り返していました。作品を作っていく上では、自分の中で自分なりの考えを持ち、かつそれを意識して、「自分はこう表現したかったんだ」と先生方に作品を通して提案して行きました。最初はあまり評価されなくても努力を続けていればいずれ実を結ぶはずです。最後まで自分を信じて諦めないことが大切だと思います。

三森健太(千葉県立幕張総合高校)

多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科 入学
武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科 合格

つらいときはうまくいかなくて、楽しいときほどうまくいく、ということに気がついた。はじめは楽しくない課題は楽しくないまま何となくダラダラと終わらせてたけど、そのことに気付いてからは何が楽しくて、何が楽しくないのか考えるようになったし、楽しくない課題もどうにかして楽しくしてやろうと前向きに取り組めた。そういうことを考えてるうちに、自分の長所や短所も見えてきたし、楽しく思えることもふえた気がする。

石塚しおり(千葉県立松戸国際高校/現役)

武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科 入学
多摩美術大学美術学部生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻 合格
女子美術大学芸術学部デザイン学科 合格

私が私大の対策を本格的に始めたのは1月に入ってからでした。当然良い評価をもらうことはほとんどありませんでしたが、わたしは評価のことはあまり気にしないで、他人の誉められているところを吸収し、注意されたことは2度としないようにすることに専念しました。試験には苦手なイメージ系の問題が出て苦しかったですが、指導されたことを守ればいいんだと考えるようにして乗り切りました。試験で今までで一番良い作品を作ろうとすると、余計に緊張することになって、かえって良くなかったです。

繁田彩香(千葉県立船橋東高校/現役)

多摩美術大学美術学部生産デザイン学科プロダクトデザイン専攻 入学
武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科 合格

私はふなびに高3の4月から通い始めました。何もわからなかったし、基礎科から始めた子達に少しでも早く追いつきたいと思い、毎日の制作を全力でやりました。技術はなくてもやる気だけはあり、何でも吸収しようとしました。その為色々な事をしました。その甲斐あってか合格する事ができて本当に良かったです。この一年間で私は受験の技術だけではなく、これから一生付き合っていけるような友達もふなびで得ることができました。試験の時は1人だと言っても試験までの過程でずっと1人で頑張り続けるのは精神的にも技術的にも難しいと思います。ふなびで同じ目標を持つ人達と接する事でお互いに高めあっていけたと思います。ビバ★ふなび

波多野斐香(市原中央高校/現役)

東京造形大学デザイン学科アニメーション専攻 入学
東京工芸大学芸術学部アニメーション学科 合格

私の受験期は毎日がボールのようであった。ぶつかっては跳ね返り、ぶつかっては跳ね返りだった。私の場合、始めの一回で上手くいくということがありませんでした。新しい課題が出ては苦戦し、悪い所を指摘してもらってはやり直した。嫌になって投げ出したかったこともあったけど、中途半端なことはしたくなかった。先生も親身になって指導してくれた事も手伝って、最後までやり遂げることが出来ました。結果、第一志望合格を手にしました!このふな美での時間をより濃いものにした人が合格出来ると思うので「誰よりも積極的に」を心掛けろ!!

高橋充(京華高校/現役)

東京造形大学デザイン学科写真専攻 入学
東京工芸大学芸術学部写真学科 合格

僕は、モノを作り出す人間に憧れていた。けど、僕自身がモノを作り出す腕は、まだまだ未熟でもあった。一年前、ふな美に入りたての僕は、自分自身が何を造りたいのか、これからどのようなモノを作りたいのか分からなくて、四苦八苦してしまった。それでも、個性的かつ真剣で熱心な先生方の教え、アドバイスによって、僕は何度も挫折や、苦しみ、そして喜びを味わった。こうして、大学に進学できるのも、そのような経験があってこそで、僕はその経験を大学でも活かせると信じている。

桑原遼介(千葉県立幕張総合高校)

東京芸術大学建築科 入学/武蔵野美術大学建築学科 合格

ふな美での授業は、年上の人がいなかったし人数がすくなく、いわゆる「良い作品」を間近に多く見ることが出来なかったが、先生に個人個人しっかり見てもらうことができたし、固定的な、いわゆる「良い」というものに捕らわれずに自分らしさを出していけた。だから実技の勉強を楽しんでできたし向上心をもって1つ1つに自分の目標「今日は○○をする。」ということを決めて取り組めたと思う。受験では本番も強気の姿勢で楽しむことが大切。集中して取り組むことも大切だけど、たまには息抜きをすることも大切。

伊達静香(千葉県立千葉北高校)

武蔵野美術大学建築学科 入学/京都精華大学建築学科 合格
大阪芸術大学建築学科 合格

私にとってふな美での受験生活は、辛いものではなく、建築をより好きに、もっと学びたいと思わせてくれるものになりました。建築写生でたくさんの神社や洋館などを見る機会を与えてくれたし、立体では大きい物をつくるむずかしさがわかったし、2年間、本当に多くのものを学びました。建築科は勉強と実技の両立が大変と思うかもしれないけど、逆にどちらか一方に集中してしまうことがないので、そのバランスが適度にとれれば、自然に良いライバルと一緒に自分の成長の過程がわかり、いい結果が残せると思えるので時間をうまくつかって制作に取り組んで下さい。

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