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静物デッサン・空間構成・建築写生・立体構成など様々な課題を通して、 建築家として必要な素養である観察力・思考力・感性・表現力の基礎を養成していきます。
誰もが最初は初心者です
芸大・美大を受験しようと思っている人はもちろん、工学系の大学を受験するにあたって必要なデッサン・立体構成など実技の基礎を、道具の使い方から丁寧に指導します。 また自分の表現を人に伝える力を習得します。
実技試験を課す大学が増えています
建築は三次元の空間を扱う分野です。空間を把握し、表現する能力が必要とされます。近年の大学入試では、美術系大学だけではなく工学系大学においても、そのような建築家としての適性を判断するために、学科試験とあわせてデッサンや立体構成などの実技試験を行う大学が増加しています。また、AO入試や推薦入試を受験する際も、実技が大変重要です。
対象大学
東京芸術大学・武蔵野美術大学・多摩美術大学・千葉大学・筑波大学・横浜国立大学・京都工芸繊維大学・早稲田大学・芝浦工業大学、その他実技を課す建築系学科。
AO入試・推薦入試対策
近年、早期に良質な生徒を獲得するために積極的にAO入試や推薦入試を行う大学が増えています。また、多くの大学が本入試より一足はやい9月から12月ごろに実施しています。AO入試や推薦入試では、学科と共に実技、作品集、小論文、面接などを行うことが多く、そこでは建築に対するあなたの姿勢や情熱、興味、関心が問われてきます。十分な事前の準備が合否の重要な鍵となります。本科では、ケースごとに面談や課題による個別の指導を行っています。
実技と学科のウェイトによってコースが選べます
建築科受験では、学科の能力が必要とされます。したがって、「学科が忙しくて、とても週二日通うのは無理。」という方も多いでしょう。そこで本科では、土曜と日曜の週二日の土・日コースと、土曜、日曜いずれか一日を選択できる土・日選択コースとを用意してあります。前者は芸大、美大を受験される方に、後者は工学系など実技の比較的軽い大学を受験される方におすすめです。
面談での学科アドバイス
建築系学科の入試では、工学系だけではなく、芸大・美術系大学でも十分な学科の力が要求されます。学科の勉強だけ、あるいは実技の勉強がメインの他科の入試とは違い実技と学科を両立させて受験準備を進める必要があります。本科では、個別の面談を通してそのためのノウハウを伝授します。
年に2回の合同コンクール
ふなばし美術学院建築科では、学期の節目に実力の確認と本試験での勝負度胸を身につけるために、他府県の美術系予備校建築科との合同コンクールを企画し実施しています。
この合同コンクールでの泣いたり笑ったりが、次の作品への活力や本試験での勝負強さの獲得のための貴重な糧となっています。

課題別解説
小論文
入試で小論文を必要とする方のために、個別に課題を設けて、その添削と指導を行っています。
静物デッサン
建築科で身につける観察力と表現力すべての基礎となります。建築科では椅子などの家具をはじめとする工業製品や各種素材をモチーフにして、特にパース、距離感といった空間的な表現に重点をおいてデッサンの基礎を習得します。
空間構成
空間構成とは、頭の中に描いた自らがデザインする空間をデッサンする課題です。物を見ながらデッサンする静物デッサンと違い、頭のなかで想像した風景を頭の中で見ながらデッサンをしなければならないため、限りなくリアルに空間をイメージし、それを絵として表現しなければならない高度な表現です。静物デッサンや日々の生活でいかに研ぎ澄ました観察をしているか、また、立体構成などを通したデザインのイメージ力がいかに習得されているかが問われます。
(評)構成意図が明解に表現されており、スケール感をもった作品となっている。いま一歩、空間の奥行き方向に構成の配慮がなされればなお良い作品となる。

(評)自分の頭の中に描かれる空間を、イメージ力のみで表現しなければならない課題。空間のデザインに関してはさらなる洗練が必要ではあるが、空間の雰囲気を再現できている点が評価できる。
建築写生
建築物を含んだ風景を鉛筆と水彩絵の具を用いて表現します。建物を含めた大きな空間を、その場の雰囲気、空気感を感じながら多彩な色彩をもって表現することができます。透ける絵の具を重ねて表現を行うため、絵の具の性質への深い理解と計画性が要求されます。
(評)達者な筆使いで、細かい部分も要領よく表現されており、場所や建物の雰囲気を非常にうまく表現されている。形の弱さと、陰影のバランスへの配慮が加わるとなおよい。
(評)表現としては少し大味であるが、建物の特徴・雰囲気を上手くとらえることに成功している。繊細な表現が部分的にでももう少しあればさらに深みが増すはずである。
立体構成
与えられた課題をもとに、紙・ダンボール・木の角材・竹ひご・針金・糸など様々な材料を用いて立体を構成します。材料にはそれぞれに特性があり、その特性を活かして立体をつくっていくことがとても大切です。また、建築科の立体構成の最大の特徴は、大きいということです。つくるものが大きくなればなるほど重力に対して配慮しながら、多くの部材をうまく組み合わせてつくらなければなりません。そのための、材料に対する深い理解と構造感覚、そしてひとつの作品へとまとめあげる構想力を習得します。
(評)独特で魅力的な形態感のある作品で、高い造形能力を感じさせる。明解で強度を持った構成意図をもってこのぐらいさらりと造れると理想的。
(評)材料の使い分け・台との接地・形態感いずれの面から見ても非常に完成度の高い合格レベルの作品といえる。
合格者コメント

下田弥栄子
[茨城県立竜ヶ崎第一高校 出身]
- 東京芸術大学建築科 合格
ふな美での2年間はとても楽しく、充実したものになりました。1年目は、ただもう必死でした。1度目の受験に失敗した時はもちろん悔しかったのですが、またたくさん作品が作れるんだ、これはチャンスなんだ!という気持ちで2年目も前向きにチャレンジすることができました。そうすることができたのは、私の事情を理解したうえでバックアップしてくれた先生方や、そっと見守ってくれた両親、一緒に頑張ってきた仲間たちのおかげです。
思うように上達しなかったり、自分が目指すものがよくわからなくなって悩んでばかりの時期もありました。直前になってもうまく作り上げられないことも多くて、不安でいっぱいでしたが、これまで学んできたことを活かして無事合格することができました。ふな美で学んだことを土台にして、これからもがんばっていきたいと思います。
東京芸術大学入試再現作品
立体構成





建築写生